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【医療事務】仕事内容・適性・なるには・年収・転職事情など!

医療事務



医療事務のお仕事とは?

 

医療事務は、病院や診療所において、医療に関わる事務全般を処理する仕事です。

「受付窓口業務」「クラーク業務」「レセプト作成業務」などがあります。

 

受付窓口業務

受付窓口業務は、保険証や診察券の確認、診察料の徴収、処方箋の簡単な説明などを行います。

 

クラーク業務

お医者さんは、カルテの作成はもちろんのこと検査結果の説明文書や診断書、病室の手配、他院への紹介状作成など、様々な事務があります。こういった事務などを医師の指示のもとに補助するのがクラーク業務です。

これは大きな病院などでは、医療事務で就職した場合はやらない傾向がありますが、街のクリニックでは医療事務担当に任せられることがあります。

 

レセプト作成業務

レセプトとは、診療報酬明細書のことで、レセプト作成とは患者の医療費を計算する作業です。
いまは患者のカルテをもとに情報データを入力すれば、診療報酬の点数がコンピューターで自動計算してくれます。

 

資格は所持していなくても働くことはでき、レセプト作成にはある程度専門的な知識が求められるため、資格があると働く際に有利になることがあります。

 

医療事務の知識があるという証明になる資格には、「診療報酬請求事務能力認定試験」や「医療事務技能審査試験」などがあります。

 

豆知識なりますがよく「receipt(レシート)」って聞きますよね。これのドイツ語がレセプトです。
なぜ、ドイツ語かというと明治時代の1868年頃の医学の最先端の国はドイツだったからです。
その名残があります。現在の医学はアメリカで英語が中心となっています。

 

その他の業務

また病院によっては、総務課業として労務や勤怠管理。経理課業務として売上の収支の作成、給与振込。総務課業として、病院で使う医療材料や日用品の発注や運営にかかわる雑務を担当することになります。

 

医療事務の働く場所は?

全国の医療関係の街のクリニックや大病院と数は多いです。あと、規模の大きい調剤薬局などあります。

 

国立や公立の病院の医療事務(医事課)は人気です。
なぜなら、準公務員としてみなされるからです。
ただ、そういった病院は外注スタッフ(派遣)の割合が多い病院が多いので難関といっていいでしょ。

 

病院は全国にあるので、どこでも働けるのはメリットでしょう。
そして、医療事務は人材の流動性が高いので経験があればブランクがあっても医療事務として何度も就職できることもメリットでしょう。

 

医療事務になるには?

医療事務として働くのには、国家資格はなく、民間資格も取得してなくても就職さえできれば働くことはできます。
経験者優遇がされやすい傾向にあるので、まずはどこにでもいいから就職してある程度経験を積むことをおすすめします。

 

ただ、民間資格を取得しておけば就職の際に有利になる傾向はあります。

メジャーな民間資格としては、以下の2つが挙げられます。

 

・財団法人日本医療教育財団の「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」

・財団法人日本医療保険事務協会の「診療報酬請求事務能力認定試験」

 

医療事務に求められる能力や適性

人当たりの良さ

事務作業に共通して求められる几帳面さや、病院の窓口でもあるので人当たりなども大切です。
場合によっては悪質なクレームや暴言に対する精神的な忍耐力も必要になってきます。

 

医療事務の年収や給料は?

就職先の事業所の給料形態によって様々ですが、全体の平均年収は200~300万です。
ただ、これはアルバイトなども入った年収になるので、正規雇用された場合は300万以上あるのが一般的です。
小さな病院などでは、賞与(ボーナス)は院長が決めるのでその院長がケチなのか気前がいいのかでかわります。
こればかりは、入ってみないとわかりませんが、就職する前段階の面接時に給与体系や年収としてはどれくらいになるのか事前にチェックしておいていた方がいいかもしれません。

 

医療事務の転職やキャリアアップは?

看護師などの医療系の資格をとれば、街の小さな病院からすれば、とても心強い人材になります。

 

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