まず、確定申告とは?
1月1日~12月31日の1年間に所得のあった人が所得税と復興特別所得税の額を「申告納税」する、また納め過ぎた所得税と復興特別所得税の「還付申告」をする税務処理のこと。
※会社に属する人が勤め先にやってもらう「年末調整」とは、違うことに注意!
確定申告をしなければならない人
① 事業所得があった人(個人事業主、フリーランス)
② 配当所得があった人(株式の配当金、投資信託の分配金)
③ 不動産所得があった人(大家など賃料収入、地上権など不動産にまつわる権利の設定や貸付けで得られる所得、船舶や航空機の貸付)
④ 退職所得があった人
⑤ 譲渡所得があった人(土地、建物、株式)
⑥ 山林所得があった人(5年経過後伐採またはそのまま。5年以内は事業また雑所得)
⑦ 一時所得があった人(競馬、競輪、生命保険の一時金・満期、報労金)
⑧ 雑所得があった人
(他に分類できない、年金、事業的規模でない副業による所得などがある場合、FXは分離)
※公的年金の収入400万以下、遺族年金、障害年金除く
確定申告をするとお得になる人や会社員でも必要な人!
① 給与所得2000万以上
② 複数の勤務先がある人
③ 医療費が10万超えた人(セルフメディケーション税制もあるがどちらか一方)
④ 住宅ローン控除を始めた受けた人(2年目以降はサラリーマンの場合は年末調整)
⑤ 中途退社した人
⑥ 天災や盗難や横領などで被災した人(雑損控除の対象)詐欺や恐喝は除く
⑦ ふるさと納税をした人(ワンストップ特例制度以外6自治体以上)
提出時期は?
2月15日~3月15日の間に提出・納税をします。
15日が土日祝日の場合は、翌月曜日にずれるため、2019年度の確定申告期間は2020年2月17日(月)から3月16日(月)までです。ただし、2020年は4月16日(火)まで延長されることに決定しました。理由はコロナウィルスの影響を考慮してです。
※遅れても5年は提出可能。加算や延滞はかかる。
提出先は?
原則として1月1日住民票にある自治体内の税務署。
管轄の税務署の調べ方は、国税庁のHPで調べましょう。
http://www.nta.go.jp/about/organization/access/map.htm
提出方法は?
- 税務署に郵送 もしくは 持参して提出
- オンライン上で完結させる(e-Tax)
マイナンバーカード もしくは パスワードを発行してもらう
じゃあ、どうやって作成するの?
国税庁の確定申告作成コーナーがあるので、そちらであれば入力をすれば確定申告用紙に自動転記されて、とれも簡単です。かなり、使いやすくなっており、昔と比べれば一般の方でも楽にできるようになりました。
もう、税理士の方に頼まなくてもいいですね♪