もくじ
美容部員(ビューティーカウンセラー)の仕事内容とは?
高度なメイクテクニックや接客スキルを持つ、化粧品販売のプロフェッショナルで「販売員」ともよばれますが営業職の分野に入ります。
百貨店の化粧品売り場やドラッグストアなどで、来店したお客さまに化粧品をお勧めして買っていただき、売上アップに貢献することが美容部員の大きな役目です。
多くの企業では、美容部員や店舗全体に対して売上目標がありそれに向けて努力することが必要になります。
具他的には、来店したお客さまの肌や髪に関する悩みのカウンセリングを行いながら、その方に適した商品をお薦めし、できるだけ多くの商品を販売します。
接客以外の業務としては、商品の発注作業や検品、陳列、在庫確認などの仕事もあります。
化粧品は季節ごとに新商品が出ることが多いため、季節の変わり目にはこういった作業に追われることになります。
顧客を掴むための努力も必要です。
新商品の入荷やセールの情報をお知らせするダイレクトメールを書いて発送したり、お客さまに直接電話をかける営業活動もあります。
このほか、売り上げの集計や店内の掃除などの雑務もあります。
多くの企業では、入社後に研修があり現場に出る前に、商品知識やスキンケア、メイクの方法や接客術について指導を受けます。
期間としては、2週間程度から数ヵ月程度の時間をかけて行うところが多いようです。
働き始めてからも定期的に研修があり、新商品などのレクチャーなどがあります。
田中オラが直接、大手化粧品会社の営業にインタビューした動画あります!※初めての撮影・編集・音声なのでレベルは低いです
美容部員の働く場所は?
自社の化粧品を扱う全国の百貨店やドラッグストア、メーカー直営の専門店などが主な職場です。
勤務先の営業時間に合わせて働き、主にシフト制で休みをとります。
個人のお客様商売なので土日はなかなか休みはとれないでしょう。
美容部員に向いている人・適性は?
流行のメイクの仕方や最新の化粧品についてなど、幅広い知識が求められます。
お得な点でいえば、新商品の情報は真っ先に入ってきますし、勉強のために商品サンプルを手に入れることができる機会も多くなります。
ただ、仕事になるので化粧品が好きというだけでなく、「化粧品で人の美しさに貢献したい」という気持ちが求められます。
来店されるお客様が、求めているのはそれだからです。
なんといってもコミュニケーション能力
多くのお客様と関わる仕事です。様々なタイプのお客様が来店されても、それに対応していかなければなりません。
美やファッションなどを中心として雑談のなかでもその人と親交を深めていき、また来店してもらえるようにすることは重要です。
それが結果的に売上貢献につながり、手当やボーナスにもつながるでしょう。
人数が少なく、女性が多い職場
男性の美容部員は少なく、必然的に同僚や先輩後輩などに女性が多い傾向にあります。
また、多くの店舗では人数も多くなく、決まった同僚と仕事をしていくことになります。
女性同士の空間や世界が苦手な人よりは、ある程度免疫がある人がいいでしょう。
そして、気の合わない同僚がいた場合でもストレスを溜めずにうまくやっていく気持ちの持ち方が大事になります。
美容部員になるためには?
美容部員の働き方としては、大きく分けると「特定の化粧品メーカーに就職する」場合と「百貨店や駅ビルやドラッグストアのような特定の店舗に就職する」場合の二つに分けられます。
化粧品メーカー各社の求人広告を見ると共通して、学歴欄には「学歴不問もしくは高卒以上」と記載されています。
特定の学校を卒業したり免許や資格を取得したりすることは必要ありません。
ただ、メイクに関する資格取得は有利になります。
また、美に関する職業でもあるので、美容関連の専門学校卒業者にとっても有利なるでしょう。
美容部員の場合は「正社員」としての雇用はそれほど多くありません。
「契約社員」や「アルバイト」という雇用形態をとることも珍しくなく、長期的に安定した雇用が見込めるかというとそうではないこともあるようです。
とはいえ、企業によりますが契約社員やアルバイトから正社員となることは可能です。
中途採用の場合、経験を重視されることが多く、30代を超えてくると「経験者のみ」とする企業もしばしばあるので未経験者は若いほうが有利になります。
以下は、勉強していると就職・転職の際に有利になると思われる、美に関する資格や検定です。
このうちの国家資格となるのは、「美容師免許」のみです、あとは民間の検定になります。
参考
・メイクアップ技術検定
・フェイシャルエステティシャン
・パーソナルカラー検定
・メイクセラピー検定
・国際メイクアップアーティスト試験
・日本化粧品検定
・カラーセラピスト試験
・スキンケアマイスター
美容部員の給料・年収は?
美容部員の求人は正社員での募集は少ないため、世の中の平均年収よりは少しだけ低い傾向にあります。
ただ、大手化粧品メーカーなどの正社員の美容部員であれば世の中の平均年収よりは少し高くなる傾向があるようです。
カリスマ美容部員になると、顧客を多く抱えており、収入が高くなるケースも多いようです。
企業によっては、正社員以外の働き方であっても、個人の売上に応じたインセンティブをつけているところもあるようです。
美容部員のキャリアアップや転職は?
美容部員の現場での上位職は、「店長」や「チーフマネージャー」と呼ばれる現場の責任者です。
その他では、その所属企業で接客指導や商品を社内の美容部員に教える教育トレーナーなどがあります。
あと企業によりますが、「営業職」や他の職種に転籍することができたり、会社側から命じられたりする場合があるようです。
転職となると、美容部員として仕事を通じて出会ったお客様から他の職業を紹介されたり、「ウェディング業界」「エステ業界」「ファッション業界」など化粧品業界に近い業界や接客業には転職しやすいでしょう。
どちらにせよ、人から信頼を得られるように常日頃から仕事をしていれば道はかならず開けます。
美容部員を題材にしたドラマや漫画やアニメは?
コスメティックウォーズ(映画)
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